Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

「Alternative Version」....何種類かある洋楽のミュージックビデオ比べ

 むかし、MTVが深夜放送されていたときミュージックビデオ(以下PV)を観てからまずはその曲のイメージと、その歌を歌うアーティストをチェック。

 PVにピンとくると他の歌を聴いてみたり、CDを購入してみたり。

 そしてしばらくすると、曲は同じなのにPVそのものの構成がまったく変わってしまい、「え?どういうこと???」と頭ポカーン状態に陥るわけです。当時はミュージックビデオに「Alternative version」なる代替版があることもしらないわけですから、かなり混乱したのを覚えています。


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 ということで、懐かしい洋楽を紹介しながら、私が「この曲のPVと言えばこれ!」と思うバージョンと、「Alternative Version」を紹介してみたいと思います。


 さて、最初に紹介するのはデヴィット・ボウイの「Blue Jean」。



Blue Jean - David Bowie


 1984年のヒット曲。一番最初に耳にしたのは、テレビコマーシャル。確か、ノエビア化粧品のBGMとしてこの曲が流れていました。

 一度ぐらいしか観た記憶がありませんが、↑のPVには20分ぐらいのロングバージョンがあり、ドラマタッチなんですよね。冴えないデヴィッド・ボウイが中年男性に扮し、女性とデート。そこでショーが繰り広げられ、スターに扮するのもデヴィッド・ボウイ。最後のあの「指パッチン」が妙にカッコ良くて....一時期両手でできないものか練習したことも。

 このPVが絶対だと思っていただけに、↓のAlternative Versionを観たときは少し衝撃でした。




 実際に観るのは今回が初めて。MTV用に製作されたものだとか。でも、このPVのデヴィッド・ボウイもステキです。

 2016年1月10日にお亡くなりになったデヴィッド・ボウイですが、私の中では永遠だなぁと感じました。

 ご冥福をお祈りいたします。




 さて、次に紹介するのは、デフ・レパード。英国出身のヘヴィーメタルバンドですが、メロウなバラード「Long Long Way to go」もステキな、いまでも大好きなバンドです。バンドメンバーの入れ替わりがない....というのもスゴイですね。いまでも現役活動中です。

 彼らがメジャーになるキッカケになったのが1987年のヒット曲の↓。



Pour Some Sugar On Me - Def Leppard


 編集の賜なんでしょうが、非常に面白いPVです。すごく印象に残っています。家が壊される?どうして?なんて思いました。

 このPVのAlternative Versionは↓。確かMTVではこちらのバージョンをよく目にしました。あ、こちらのほうが公式のようですね。




 ヘヴィーメタルブームも一時期ありましたが、このようなイメージのPVは非常に多かったですね。そんな中でもGuns N' Rosesの「Paradise City」、「November Rain」は私の中では別格でしょうか。




 次に紹介するのは、ボン・ジョヴィ....でしょうか。先に紹介したデフ・レパードと同時期にブレイクした米国のバンド。デビュー当時はヘヴィーメタル色が強かったですが、気がつけばロック色が強くなっていました。ビジュアルからか世界よりも日本で人気がありましたね。



Always - Bon Jovi


 ドラマ仕立てですね。一方↓がAlternative Versionといわれているもの。個人的にはこちらのほうが好きかも。




 でも、初期の頃のヘヴィーメタルでぶいぶいやっているときのPVのほうが印象に残りますね。全米でメジャーになった「Livin' On A Prayer」よりも、「Runaway」、「She Don't Know Me」あたりの垢抜けないというか、野暮ったさが残る(ファンの皆様ごめんなさい)、でも一生懸命亜あたりが当時好きでした。




 次に紹介するのは、ニルヴァーナ。大好きなバンドでした。カート・コバーンが亡くなって22年も経つんですね。今聴いても色褪せません。



In Bloom - Nirvana


 こちらも↓のAlternative Versionのほうが好み。今回初めて観ました。




 Alternative Versionではありませんが、彼らの大ヒット曲「Smells Like Teen Spirit」のパロディ、"Weird Al" Yankovicの「Smells Like Nirvana」はサイコーでした。




 次に紹介するのは、英国出身のKeaneのヒット曲です。



Somewhere Only We Know - Keane


 基本的なテイストは変わっていませんが、これがロハスなロケバージョンとするならば、↓はロハスな劇場バージョンという感じでしょうか?






 トリを飾るのはインパクト大な1980年代のヒット曲。「一発屋」とも言われてしまいましたが、Frankie Goes To Hollywoodのヒット曲から。



Frankie Goes To Hollywood - Relax


 Restoredとあったので、修正バージョンだとは思いますが、本当のオリジナルバージョンは内容があまりにも過激で放映禁止になってしまった....と記憶しています。

 その為か↓のAlternative Versionが製作されたのかもしれません。でも、個人的には↑のオリジナルバージョンがインパクトあって彼らの名前を知ったこともあったので、PV効果は絶大なんでしょうね。




 オリジナルと比べると無難な内容です。おとなしめ....というか。


 大人の事情で放映禁止になったPVはこの他にDuran Duranの「Girls on Film」(セクシーすぎ)、「Falling Down」(これもセクシーすぎ)、マドンナの「Like a Player」(宗教上の問題)、Wang Chungの「Everybody Have Fun Tonight」(テレビが壊れたと勘違いする)など。