Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

10月に読み聞かせする絵本紹介

 10月に実際に読み聞かせした絵本です。


10月に読み聞かせする絵本(未就学児向け)
ファーディとおちば

  • 作: ジュリア・ローリンソン
  • 絵: ティファニー・ビーク
  • 訳: 木坂 涼
  • 出版社: 理論社
  • 【読み聞かせ時間】7分

ファーディとおちば


 子狐ファーディのお友達は大きな木。季節が秋になると、大きな木の葉っぱが一枚、そしてまた一枚と落ちてしまいます。

 それをとても心配したファーディは毎日大きな木のところへ行き「葉っぱが落ちないように」頑張るものの、最後の一枚も落ちてしまいます。葉っぱが全て落ちてしまった大きな木のことが気になり、ある朝、ファーディは早起きして大きな木のところへ行くのです。

 すると目にしたのは朝日を浴びてキラキラと輝く大きな木。「ぼくは大丈夫だよ」と大きな木が言っているような気がして、ファーディは嬉しくなるのでした。

 といったお話です。未就学児には少し難しいかなと思いましたが、読んでみると意外とそうでもなかったみたいです。とても情緒溢れるお話ですが、主人公のファーディがとっても可愛いです。また絵も素晴らしくて引き込まれてしまいます。本当は小学低学年向けに読みたかったのですが、いろいろなバランスを考えて急遽変更となりました。





10月に読み聞かせする絵本(小学校低学年向け)
やさしいきょうりゅう

  • 文: おおのさとみ
  • 絵: オオノヨシヒロ
  • 出版社: 小学館
  • 【読み聞かせ時間】4分

やさしいきょうりゅう


 むかしむかしのお話。

 やさしい恐竜がまだいた頃、2人の子供が迷い込んできました。恐竜はふたりを暖かく受け入れ、一緒に遊んだり、水遊びしたりと幸せに暮らしていました。

 しかし、あるとき兵隊がやってきます。2人の子供はある国の王子と王女さまでした。恐竜はひとりぼっち。何年も何年もひとりで過ごしました。2人の子供たちは成長し、王様と王女さまになっていました。そして....やさしい恐竜はようやくふたりと再会できるのでした。

 といった、短いお話です。最初は未就学児に読もうと思いましたが、話が深いので急遽小学低学年向けに読みました。というか、むしろ大人向けの内容だったかなぁ....と思ったりもします。読み聞かせって難しいです。