Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

絵本「だめだめすいか」の感想

 8月末頃に絵本読み聞かせをしますが、そのために合間をみては図書館で絵本を借りて読んでいます。感想などをまとめておきます。


だめだめすいか

  • 作: 白土 あつこ
  • 絵: 白土 あつこ
  • 出版社: ひさかたチャイルド

だめだめすいか


 夏にぴったりのお話です。

 たっくんはお母さんにお爺ちゃんのところにスイカを持って行ってと、お使いを頼まれます。途中、スイカを運ぶたっくんを見つけたタヌキが声をかけてきます。

 「ねえねえ、スイカ割りしようよ」
 「スイカの種飛ばししようよ」
 「スイカ提灯つくって、くりぬいた中身をジュースにしようよ」
 「ちょっとだけ食べようよ」

 と、タヌキはいろいろと楽しいことを言ってきますが、たっくんは「だめだめ!」と誘惑に負けずに頑張ります。

 ついに「だめだったら、だめだったら、だめ!これは、じいじのスイカ!」と大声で言います。....するとタヌキはもう後をついてきませんでした。

 無事にお爺ちゃんにスイカを届けたたっくん。お爺ちゃんと一緒にスイカを食べていると、ふとタヌキのことがきになるのです。そして、たっくんは....。

 最後はほっこり。とてもあったかい気分になれるお話です。

 この「たっくんとタヌキ」はシリーズになっていまして、「はるじゃのばけつ」「なかよしゆきだるま」「おちばきょうそう」と、この「だめだめすいか」の4冊。いずれも春夏秋冬と季節感たっぷりで全部読んでも楽しいかもしれませんね。

 内容からいって未就学児向けに読み聞かせるのに良いかと思いました。

 また、作者の白土あつこさんの7月18日に発売されたばかりの最新作「ようかいえんにいらっしゃい」を図書館で借りようとしたら....予約待ち人数だけで凄いことになっていました。ならば立ち読みだけでも、と大きな書店に行ってみましたが売り切れ。

 「妖怪ウォッチ」の影響か、子どもたちの間で妖怪がブームなんでしょうか?



ようかいえんにいらっしゃい


 「ようかいえんにいらっしゃい」に登場する妖怪たちは日本の妖怪たちなので、季節的にも是非読んでみたかったです。でも待っていればいずれ予約した絵本が手元に来るでしょうから、そのときに読んだらまた感想を書き留めておきたいと思います。