Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

大掃除していたときに見つけた映画パンフレット

 すっかりご無沙汰しております。

 11月多忙すぎて体調を崩し、その後うだうだと過ごしていましたが、12月20日頃からようやく復活。というか、いい加減復活しなければ年末年始どうしようかと思っていましたが、昨日ぐらいからボチボチ家の細かいところの掃除をはじめました。

 そんななか、パンパンになった本棚を掃除していたら、意外なものが出てきました。

 2009年のゴールデンウィークに公開され、映画館まで観に行ったクリント・イーストウッド監督&主演作品「グラン・トリノ」のプログラムです。



 余程のことがないとプログラムを買うことはないですが、この映画、いい意味で私の予想を見事に裏切ってくれた上に、エンドロール中に号泣。記念にプログラムを買ったことを思い出しました。

 「ダーティーハリー」とか「ガントレット」を好んで観ていただけに、「こういう展開になるだろう」という先入観に支配される訳です。いろんな映画をたくさん観ていると。

 その先入観を覆したクリント・イーストウッドはやはり凄いし、大切なものを守るために、ああいうケリの付け方があるんだと…ある意味、お気楽アメコミ原作映画にはないリアリティとアメリカの暗部を描き出している映画です。人物描写も素晴らしいです。

 小学校で無差別銃乱射事件が起き、多くの幼い命が犠牲になりました。オバマ大統領も銃規制に積極的に乗り出してるそうですが、いまのこのアメリカの動向を既にクリント・イーストウッドは予想していたのではないかと思うぐらいです。差別されるものはさらに弱いものを差別する、下にみる....そんな世の中がなくなるといいのに....と思ったりもします。

 また、古き良いものを大切にする心。それを若者にどう受け継いでいくか。そのために自分は何ができるのか....たぶん、男性なら共感するところがあるのかな。私も機会があったら見直したい映画です。私のなかでは名作に匹敵します。




 …って、こんなことやってるから、片づけと大掃除がはかどらないんですけどね。