Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

平成21年度の勤労者世帯の1ヶ月の食費内訳から分かること(2人以上世帯平均の食費は69,864円、単身世帯の食費は43,312円)

 統計局ホームページの家計調査ページの4項目の詳細結果表の「二人以上の世帯の年次データ」及び「単身世帯の年次データ」のデータを基に食費のみを抽出、一覧表にまとめました。


 まずは、二人以上の勤労者世帯の食費支出内訳です。


二人以上の勤労者世帯の食費支出内訳


 全体的に食費が減っていますが、菓子・飲料・外食は微増。また、この食費支出内訳には外食・酒類が含まれるので、それを除いた食費の合計も出しています。

 よく節約記事特集される奥様雑誌では、「外食はレジャー費」、「酒類はご主人のお小遣い」、「野菜と米は実家から送ってもらう」という注釈がついた上で、「1ヶ月の食費は○万以内!」とデフォルメされて表現されている場合が多いので、何をもって「食費」とされているのか予め確認しておくことが必要かと思います。

  • 統計局のデータ上での食費合計(二人以上の勤労世帯平均): ¥69,864
  • 上記から外食・酒類を除いた食費合計: ¥52,517
  • さらに、外食・酒類・米・野菜を除いた食費合計: ¥42,824

 続きまして、勤労世帯でも単身、つまり「ひとり暮らし」の食費支出内訳です。


単身の勤労者世帯の食費支出内訳


 外食が大きく減っています。減った代わりに、酒・菓子・調理食品・飲料の出費が増えています。外食を控えて家で食事する人が増えたということがこのデータからも分かります。

 さらに、食費から外食・酒類を除いた食費が¥22,000程度ということに驚いています。やはりひとり暮らしだと、外食メインになってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。