Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

2014年度と10年前の2004年度の食費を比較。内訳の変化を考えてみる

 5年ぐらい前になるのでしょうか?

 興味を持って執筆していた食費の話

 というのも、我が家はもしかしたらエンゲル係数が高いのではないか?という不安から統計局ホームページより、家計調査の4項目の詳細結果表Excelシートをダウンロード。

 当時、自分なりにあれやこれやと考え、自作の表を作ってみたわけですが....。

 途中、サーバーの引っ越しがあり、さらにパソコンを買い換えがあったため、当時頑張って作った自作のExcelシートを紛失。どうしても見つからないので、探すこと、思いだすことを諦めました。

 ここは仕切り直しということで、いま現在疑問に思うことを解決するため....もう一度新たな視点で考えてみることにしました。

 ご興味のあるかた、少しお付き合い下さい。管理人はもともと数字は苦手なので、数字は参考程度にし、ざっくりと考えてみたいと思います。


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 今回は「2014年度と10年前の2004年度の2人以上の勤労者世帯の収入と支出を比較」→さらに「2014年度と10年前の2004年度の食費の内訳の変化を比較」してみることにしました。


 まずはこちらの表からどうぞ。



 いかがでしょう?

 2014年度と2004年度ではまず世帯主の収入が減っています。物価は上がるのに、世帯主の年齢は上がっているのに、お給料は増えていません。

 持ち家率も上がっていて、配偶者の有業率も上がっている。配偶者の収入も増えていることから....様々な要因が挙げられそうです。またきちんと調べて何か別の形でアップできればと思います。

 支出についても、収入が減った分だけ支出が減るのは当然のことかと思います。まず気になったのは、通信費。はおそらくスマホなのでしょうか? 増えていますね。

 ほぼ横ばいの項目があるなか、その他消費支出が大きく減っているのに注目。内訳を出してみました。



 お小遣いと交際費が大きく減っていました。お父さんたち、お小遣いが減らされて頑張っている姿が数字だけからも想像できます。

 ただ、食費に関しては大きな変動がありません。

 消費税率アップ(1989年に3%、1997年に5%、2014年に8%)や物価上昇などがあり、普通に考えても食費が増えるのではないかと思うのですが、そこで今度は食費の内訳を出して、2014年度と2004年度を比較してみます。




 お気づきでしょうか?

 穀類、魚介類、乳卵類、野菜・海藻、蔵物、酒類が2004年度に比べて減っています。

 特に、穀類のお米が大きく減っていますね。パンがお米よりも増えています。我が家はパンをあまり食べないのでびっくりしましたが、昔に比べてお米を食べなくなっているのは数字からも明らかです。

 また、魚介類と肉類を比較したときに、2014年度では「肉類>魚介類」と逆転。ひとつには魚介類は割高...というイメージがありますが、実際どうでしょうか?

 この数字から見えてくることはいろいろとありそうです。

 それから、この食費は3〜4人家族の平均的なものであって、家族構成が大人だけと育ち盛りのお子さんが2人いるとでは大きく異なってくると思います。あくまでも目安です。過度な食費削減は健康を損なう可能性もあるので、参考程度にしたほうがよろしいかと思います。


 最後に、単身者の食費の内訳比較もしてみたいと思います。




 食費が45000円弱なのは変わっていませんが、その内訳が面白いですね。外食以外は増えています。ということは、10年前は外食していた単身者がいまは家で食べる機会が増えている....ということでしょうか?

 調理食品と飲料、菓子類が大きく増えているので、やはりそいうかも。でも、生鮮食品も増えているので自炊派も増えているということなのでしょうね。

 さて、これから10年後の食費の内訳はどうなっていのでしょうか?

 それを知るのが楽しみでもあり...不安でもあり。