Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

兼業主婦 → 専業主婦に戻ってみて

 訳あって4月末に1年あまり勤めていたパートを辞めました。

 現在、いまのライフスタイルの条件に合うような仕事を探している最中ですが、まずは家の中の整理整頓、掃除をし(1年間家事がおそろかになってしまったので一番最初にこれがしたかった)、少し片付いてきたので今度は家計簿のチェックを始めました。

 私は「Master Money2 for MAC」というMac用の家計簿ソフトを使って家計を管理しています。確かヨドバシカメラのオンラインショップサイトからダウンロード販売していたのを購入したと思います(購入手続きすると、ライセンスキーとダウンロードURLが掲載されているメールが送られてくる。価格は3500円前後だったはず)。

 Master Money2は複数の口座、複数のクレジットカードを別管理し、それが画面上に一度に出てくるので非常に使いやすいです。それまで銀行口座毎に家計簿を作り、計算があわなくてストレス溜まっていたのが嘘のように家計簿つけるのが楽しくなり、また節約とか無駄遣いを意識するようになりました。

 ただし、Master Money2を導入したのは今年の1月からです。それまでは仕事で忙しいからと家計簿付けは適当になってしまい、銀行の通帳、予算別の袋分けだけで管理し、家計簿をつけるのを怠っていました。

 導入したてのころは、とにかく1週間の食費がかかりすぎることに驚き、家計簿をつけていて悲しくなることばかり。週3〜4日パートに出ていましたが、通勤時間に往復で3時間半程度かかるので、夕方5時まで仕事してしまうと帰宅するのは6時半を過ぎます。たいてい最寄り駅前のスーパーに立ち寄り、慌てて食材を購入し、その近くのバス停に飛び乗り帰宅するような毎日でした。

 仕事もかなり忙しかったので休みの日は寝だめをし、体力温存。休日に献立を考えたり、常備菜を作るような余裕はほとんどありませんでした。

 詳細のデータは割愛しますたが、パートに出ていた1月〜3月(職場ではこの頃が繁忙期)はパート収入はそれなりにあったものの、出費もそれに比例してありました。

 一番顕著だったのが、やはり食費。

 夫、息子、私の3人家族ですが、食費が月平均65,000円もかかっていました。食費には外食も含まれますが、職場に手作り弁当を持って行けずに途中コンビニで買ったり、午前中で仕事が終わったときなどはストレス発散で1,000円ぐらいのランチをしたり。ストレス発散のために買い物することもありましたし、「お茶」だと言って気軽にコーヒーショップに立ち寄ったり。

 またアパレル会社での仕事でしたので、身だしなみもそれなりに気を遣い、衣類、化粧品も毎月購入していました。もちろん、稼いだお金全てを使い切るようなことはありませんでしたが、やはり夫からもらっている生活費では足が出てしまうことが多かったので、自分のお給料からの出費もそれなりにありました。

 3月の大地震から1ヶ月後の4月半ば、さまざまな理由があり4月末で仕事を辞めることを決意し職場へ伝えました。

 ちょうど4月から息子が中学生になり、毎朝早起きをし、慣れない息子のお弁当作りをしていた頃です。「辞める」ということを意識し始めたのは4月頭ですから、いまから思えば、その頃から家計の見直しを無意識にしていたように思います。

 4月後半は体調不良等で仕事に殆ど行けなかったことも関係していますが、4月の食費はなんと2万円も減って45,000円になりました。仕事に出る前、まだ専業主婦のときの食費月平均のころのレベルに戻っていたのです。息子のお弁当作りによって食費がかかることを想定していただけに驚きました。

 体調不良のため、医療費が一時的にかかりましたが、衣類、化粧品、外食費がかからなくなったので、4月度はトータルで前月よりも4万円ほどの出費減でした。正直、「ちょっとした意識で、出費はこんなにも抑えられるものか....。そして、ちょっと気が緩めばあっという間に出費が膨らむものなんだ」と思いました。

 仕事に出れば、専業主婦のときとは違って、家事がどうしてもおろそかになるのは仕方ないのかもしれません。一日おきにしていた床の拭き掃除が週1回。仕事で特売日や、比較的価格の安いスーパーに行けません。家事の時間を削って、お給料をもらえる仕事をするわけですから、なんでも自分の都合の良いようにはいかないのです。

 いろいろ考えていますが、今回のことを踏まえて仕事探し(パートや派遣)をしています。

 また、いまの自分のライフスタイルの中での優先順位がより明確になったことにより、「いましなくてはならないこと」「いま優先しなくてはならないこと」が分かってきたように思います。

 約10年ぶりの仕事復帰でしたので、仕事優先になりすぎてしまっていたように思います。実際、専業主婦のときに当たり前のように出来ていたことが、パートに出たことによって出来なくなってしまったのですから。「主婦業も立派な仕事」ということを改めて感じています。「お給料」というきちんとした数字がでないから、専業主婦でいることに負い目を感じていたりもしましたが、その考えは今回のことで改めました。

 人それぞれに、さまざまなライフスタイルがあります。専業主婦でいようが、兼業主婦でいようが、仕事を持つ主婦でいようが、それは個人の問題。何を優先順位に考えるかはそれぞれの価値観、家庭によるところが大きく、何が正しくて何が間違っていることはないと思います。

 行き過ぎた節約は逆にストレスを溜める原因にもなりますが、節約を意識しつつ、家事と仕事をうまく両立できるよう、努力していきたいです。



Master Money for Mac 2

Master Money for Mac 2