Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

バラつながり

 先日、生田緑地にあるバラ園へ行ってきました(バラ園Blogはこちら

 場所は、小田急向ヶ丘遊園駅下車後、府中街道にぶつかる交差点まで直進。そこを左折後ひたすらひたすら....歩きます。ようやく「バラ園入り口」という看板が見えてきますので 、そこの歩行者専用のゲートを入り(駐車場誘導のおじさんがいるので分かりにくいことはないです)、またさらにひたすらひたすら....上り坂の道を歩いて行きます。頂上に着くとまた駐車場があるので、今度はバラ園に向かう木製の急な階段をあがり、ようやく到着。

 駅から徒歩ですと、「バラ園入り口」看板までは歩いて20分〜25分ぐらい。そこからバラ園までは10分〜20分(上り坂なので個人差があるかも)といったところでしょうか。間違ってもヒールの高い靴ではなく、歩きやすい靴で行かれたほうがいいかなと思います。園内、ベンチや芝生があるので飲み物やお弁当持参でピクニック気分で行かれても楽しいですね(ちなみに入場料は無料。駐車場は有料です)。

 バラ園は春と秋に開催されますが、私が今回行ったのは秋のバラ園。ちょうど6分咲きのときに行きましたが、春のバラ園と比べると何処か哀愁を帯びた雰囲気でした。春と秋では受ける印象も変わるのかもしれません。

 バラの種類には疎いですが、気に入ったバラの写真を何枚かご紹介します。















 そういえば、バラの写真をみていたらふと思い出しましたが、昔観たアニメや少女漫画、昔話にはバラをモチーフというか、キーワードにしたものが多いですね。

 たとえば、「ベルサイユのバラ」。これは、池田理代子原作のフランス革命を題材にした名作漫画ですが、テレビ放映されていたアニメも非常に完成度の高い名作アニメだったと思います。オープニングにもバラがいっぱい登場します。

TMS DVD COLLECTION ベルサイユのばら MEMORIAL BOX

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 これ、買っちゃいました....。


 次に思い出すのが「キャンディ・キャンディ」。アニメがテレビ放映され、確かアニメが連載漫画に追いついてしまったとかしないとか。アニメも最後まで観ましたし、コミックも最後まで読みましたが、コミックのほうが面白かったです。ただし、原作者と漫画家の間でトラブルが生じ、DVD化もされず、テレビ放映もされず、コミックスも中古市場でしか手に入らない「幻作品」となっています。

 主人公キャンディの初恋のアンソニーがバラを育てるのが趣味で、キャンディに新種のバラ「スイート・キャンディ」を贈ります。両思いになった2人ですが、この後に悲劇が待っているんですよね....。

 次はそうですね、「ガラスの仮面」でしょうか。いまだ完結していない美内すずえ原作のスポ根風演劇漫画です。主人公北島マヤを陰から支える支援者の唯一の手がかりとなるのが「紫のバラ」でした。「紫のバラの人」なんて....マヤは読んでいました。最終的にはそれが誰であるかマヤは気がついてしまいますが....この先どういう展開になるのでしょうか。ちなみにテレビアニメ化、テレビドラマ化されていますが、個人的にはコミックスが読み応えがあって好きです。


 最後にご紹介するのは、オスカー・ワイルド原作の「ナイチンゲールと赤いバラ」。オスカー・ワイルドといえば、「幸福の王子」が有名ですが、私は「ナイチンゲールと赤いバラ」のほうが印象に残っています。

 愛する女性ユリアと一緒にダンスを踊るためには、彼女の望む「赤いバラ」を手に入れなくてはならない。主人公シルビオは方々を探し回りますが、白いバラしか見つかりません。シルビオのことが大好きだったナイチンゲールも一緒に探しますがどうしても見つかりません。ナイチンゲールは枯れかけているバラに直接お願いし、自らの命と引き替えに赤いバラを手に入れます。赤いバラを手に入れた男性は....。

 これは子供のころに観たテレビアニメだったかと思いますが、子供のとき号泣しました。いまでも....涙腺が緩みます。愛する人の為にとるナイチンゲールシルビオの行動を対比してみると....何か分かるような気がしてきます。




 調べてみると、赤いバラの花言葉は「愛情・情熱・熱烈な恋」。しおれた赤いバラの花言葉は「はかない」ということでした。