（まんが日本昔ばなし001）五郎右衛門の猫

　心が暖かくなる猫の恩返しのお話。

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　五郎右衛門さんに飼われていた猫は幸せな毎日を過ごしていましたが、流行病で五郎右衛門さん一家は亡くなり、猫はひとりぼっちに。そんな猫を可哀想と思い、親切にする隣に住んでいる甚平さん。猫は甚平さんの飼猫にならず、野良猫になったものの、1年に一度、甚平さんのもとにやってきます。

　ある雪の降る晩、遭難しかけた旅人を救ったのは五郎右衛門さんの猫でした....。猫はどうして旅人を救ったのか、その理由が後になって分かるのですが....（涙）。

　人間同士だとつい「見返りを期待して」行動をとってしまうことってあると思います。おそらく、無意識にそうしているのかもしれませんが、そうなってくると、相手の自分に対する「お礼」を「当然のこと」と思ったり、逆に相手から何の反応もないと「恩知らず」などと思ってしまう？ ....どうなんでしょうか？

　いずれにしても、そんな「見返り」云々が通じない動物だからこそ、動物が人の為になる行動をとったとき、人々は動物に対し素直に感謝できるのかもしれません。