Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

平成21年度の食費全国平均(70,134円)と前年度データを比較してみて

 家計、特に食費に注目した「平成20年度の食費全国平均(71,051円)から分かったこと」という記事を書いたのが2010年3月でした。その当時参考にしたのは、総務局のホームページのなかにある「家計簿からみたファミリーライフ」という記事。

 先日、同じページを見てみたら、統計の数字が平成21年度のものに置き換わっていましたので、今回は平成21年度の食費全国平均について調べてみたいと思います(カッコ内の数字は平成20年度に対してのもの)。


 世帯平均(人数): 3.43人 (▲0.02人)
 世帯平均(有業人数): 1.67人 (▲0.01人)
 世帯平均(世帯主の年齢): 47.1人 (▲0.03人)
 世帯平均(手取り収入) : 427,912円 (▲14,837円)

    • 食費: 70,134円  (▲917円)
    • 住居: 19,614円  (458円)
    • 光熱・水道: 21,466円  (比較データなし)
    • 家具・家事用品: 10,152円  (▲349円)
    • 被服及び履物: 13,773円  (▲490円)
    • 保健医療: 12,036円  (▲2,227円)
    • 交通・通信: 47,093円  (▲1,166円)
    • 教育: 19,493円  (704円)
    • 教養娯楽: 33,243円  (▲147円)
    • その他の消費支出: 72,055円  (▲3,195円)


 収入が大きく減っているのに注目しています。また、消費支出も教育費、住居費以外は全て減っており、消費者の節約傾向が顕著にでた結果となったように思います。医療費が大幅に減ったのには何か理由があるような気がしますが、どうなんでしょうか? 何か機会があったら調べてみたいと思います。

 さらに、前回同様、世帯人員別に見た家計、特に手取り収入に対する食費をみてみると下記のようになっています。(パーセント表記はエンゲル係数

 なお、ここでいう食費には、(1)素材となる食料(穀類,魚介類,肉類,乳卵類,野菜・海藻,果物)、(2)調理済みの食料(菓子類,調理食品)、(3)外食、(4)その他(油脂・調味料,飲料,酒類,賄い費)が含まれています。つまり、「食べることに関する支出全て」が食費に含まれています。節約系主夫向け雑誌では外食費などを「家族レジャー費」、ご主人の昼食代を「夫小遣い」などと別出しして、食費を少なく計上している場合もありますので、そこは読み手のほうでしっかり内容を把握する必要があるかもしれません。

    • 単身世帯(消費支出合計:164,000円).... 食費:38,000円 23.1%
    • 2人世帯(消費支出合計:253,000円).... 食費:59,000円 22.9%
    • 3人世帯(消費支出合計:296,000円).... 食費:68,000円 22.9%
    • 4人世帯(消費支出合計:325,000円).... 食費:75,000円 23.0%
    • 5人世帯(消費支出合計:339,000円).... 食費:83,000円 24.4%


 収入が減ったとしても、エンゲル係数値はさほど大きな変化がありません。収入が減った分、食費も節約に心がけているのが顕著に出ました。個人的に気になるのは平成22年度。どのような結果がでるのか....またそのうち調べてみるつもりです。

 (我が家は育ち盛りの息子の食欲がどんどん増し、食費が増加傾向です。2010年5月から私が働き始めたので、そのことで食費をカバーしているような状態です。また、家族の外食は減少傾向、私も職場にはお弁当を持参。2010年4月からは息子のお弁当作りも始まります。)