Hamarimono

そのときそのときのマイブームなど。

(まんが日本昔ばなし003)さだ六とシロ

 いろいろなことを考えさせられる話。



 思わず「走れメロス」と「フランダースの犬」を思い出してしまいましたが、実はもっと深いお話のような気がしました。

 人は生態系の支配者ではなく、ひとつの生態系の一部でしかないこと。人間だけが得をするのではなく、弱い立場の獣や自然によって生かされていることを忘れたとき、「因果応報」という形で天罰がくだるのか、それとも「巡り合わせ」「縁」として誰にでもふりかかってくる可能性があるものなのか....。

 ちょっと話はそれますが、世界には様々な価値観、文化、宗教感を持った人々が暮らしており、ひとつの価値観やルールでそれらを「善い悪い」と判断することは困難です。

 一時期「グローバルスタンダード」などという言葉が日本のメディアにも度々登場し、特に雇用や企業にとってはそれが都合良かったような気がしますが....気がつけば、ひとつグローバル化を受け入れて行けば、日本の伝統文化や価値観にまでそれが及ぶものだと、最近のクロマグロ捕鯨に関するニュースを見ながら思います。